石倉です。ここでは、「身近な奇跡と出会う方法」Wiakメソッドという弊社商品の開発に至るお話をさせていただきます。開発秘話ならぬ悲話です。

この商品のペルソナ設定は、過去の私自身です。すなわち、この商品は過去の私に向けられたものです。
私は1969年生まれで現在49歳ですが、25歳から35歳当時までの私がこれを利用できたならば、人生はもっと変わったのではないかという思いがあります。

しばらくの間、昔話にお付き合いください。

私は、25歳から35歳の間の11年ほど、司法試験を受け続けました。そして、落ち続けました。その間、自分の人格が歪んでいくのが分かりました。当時の司法試験は難関国家試験とされており、過酷でした。受験者数が5万人を超えるのに対して、合格者は500人程度。すなわち、百人に一人合格するかどうかというような時代でした。このような競争試験への対策のため、一年のほとんどの時間をこれに費やしました。孤独に勉強机へ向かう日々が続きました。経済的な理由もあり、贅沢をすることができません。友人との旅行費用の捻出にも苦心しました。同年代の友人たちが会社で出世したり、配偶者と扶養家族を得ていく様を羨ましくも、苦々しくも思って見ていました。何より、自分の境遇に忸怩たる思いがありました。

その間、病気にもなりました。気持ち悪くなって、電車に乗れないのです。電車に乗るのが怖くてたまらない。今思えば、それはパニック障害というものです。当時はお金がないと心配していたし、大きな病気の宣告を受けることが怖かったというのもあって、病院にいけませんでした。ときには、デパートの中にいて急に苦しくなり、救急車を呼んでもらおうかと悩みながら1時間くらいベンチで横になって動けずにいたこともあります。そんな弱い自分を認める勇気もありませんでした。夜に寝ていても、「死ねーっ」という自分の絶叫で起きたことさえあります。

35歳になった10月、私にとって最後の司法試験不合格通知が届きました。感情を抑えきれなかった私は号泣しながら、そのときに思いました。なんで自分はこんなことをしてきたのだろう。当時、その11年間を私は暗黒の時代と呼んでいました。こんなになって自分が得たものは何なのか。何もないという思いでした。

私は、このときになってようやく自分が避けてきた、逃げてきたものに向き合うことにしました。
それは自分の過去です。なぜ自分が司法試験を志したのか。それを再確認することにしました。25歳のとき、私は自分を敗者と認識し、敗者復活戦を模索していました。

私の競争相手、それは弟でした。弟は、私よりも優秀でした。高校は神奈川県有数の進学校、超有名私立大工学部に進学、大学院を経て、スーパーゼネコンに就職。
アメリカやシンガポールなど海外赴任を経験。会社史上最速での出世(母親談なので真偽不明)、家庭では二児の父。このように、弟は私がもっていないものをすべて持っているなと思っていました。そして、負けているな、ずーっと負け続けているなと。母にとって、そんな弟は自慢の息子でした。母は、受験時代の私に対して、「弟に迷惑をかけるなよ」とよく言ったものです。

私は、司法試験に合格して、親に認めてもらいたかったのです。褒めてもらいたかった。お前もよく頑張ったなと言ってほしかった。それだけなのです。決して、弁護士や裁判官や検事になりたかったのではありません。司法試験は私にとっては単なる敗者復活戦にしか過ぎませんでした。マイナスをゼロにしたいだけ。心の借金を帳消しにしたいだけ。そのことに、薄々は気づいていました。なので、司法試験の勉強に取り組む姿勢や意欲は、本気でそれを行っている人と比べると全く話にならないレベルでした。落ちるべくして落ち続けたということです。

35歳になって、そういった自分の人生に疑問を感じ始めました。そして、自分とは何かを本気で模索し始めました。自分を模索し、人生を心穏やかに過ごす方法がないのか必死に探しました。神がこの世に存在するのなら、きっと何かあるはずだ。でなければ、この世は残酷で、無慈悲で、不公正で、失望と落胆しかないではないかと。
そうして、私は真理の探求に明け暮れるようになり、哲学書やスピリチュアル本などを読み漁りました。その成果は、私の知識となって積み重なっていき、それを悩める人びとと共有することができるのではと考えるようになりました。私が仲間と2007年に会社をつくり活動をともにするようになったのは、そういう経緯です。それから10年以上の時を経て、のべ1000人以上の人の悩み等について相談を受け続け、それらと向き合うという活動が続いてきました。その経験の中で、人の悩みや苦しみには多くの共通点があり、苦しむ原因には幾つかのパターンがあることが分かりました。それへの対処法のバリエーションもそう多くはないことも。
このような経験値、集合知をまとめて受講者の皆様に提供できるような形にしたものが、このWiakメソッドなのです。

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